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 平成19年版 犯罪白書 第4編/第2章/第4節/3 

3 出院者

(1)出院事由

 平成18年の出院者の出院事由別人員は,4-2-4-11表のとおりである。
 出院後に保護観察を伴う「仮退院」が約98%,これを伴わない「退院」が約2%であり,出院者の大半について,施設内処遇から社会内処遇への円滑な移行が図られている。
 平成18年の仮退院者の平均在院期間は,一般短期処遇で149日,特修短期処遇で84日,長期処遇で390日であった(矯正統計年報による。)。

4-2-4-11表 少年院出院者の出院事由別人員

(2)帰住先

 平成18年の出院者の引受人は,4-2-4-12図のとおりである。
 引受人が実の両親である比率は,平成18年は前年よりも男子で2.1ポイント,女子で4.2ポイント低下した。

4-2-4-12図 少年院出院者の男女別の出院時の引受人別構成比

(3)再入院等の状況

 平成9年から18年までの少年院出院者の再入院等の状況は,4-2-4-13表のとおりである。
 出院から5年内に再入院した者の比率は,約16%〜17%であり,出院(複数回入院した者の場合にはその最終の出院)から5年内に刑務所に入所(初入受刑者としての入所の場合に限る。)した者の比率は,約9%〜11%であった。

4-2-4-13表 少年院出院者の再入院等の状況