前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成13年版 犯罪白書 第2編/第6章/第1節/1 

1 生命・身体の被害

 II-26表は,平成3年以降の10年間について,警察に認知された刑法犯により生命・身体に被害を受けた者の数及びその被害発生率の推移を見たものである(罪名別死傷者数については,巻末資料II-13参照)。

II-26表 生命・身体に被害を受けた犯罪被害者数・被害発生率

 なお,平成7年には,同年3月20日,東京都内の地下鉄電車内において,猛毒ガスのサリンの発散により,乗客等11人が死亡し,多数の者が負傷した地下鉄サリン事件の被害者が計上されている。同事件では,オウム真理教関係者が殺人等で起訴されている(オウム真理教関係者に係る一連の事件の裁判の審理及び科刑状況については,第2編第3章参照)。