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 平成13年版 犯罪白書 第2編/第6章/第1節/2 

2 財産上の被害

 II-27表は,平成3年以降の10年間に,警察に認知された財産犯(本節では,強盗,恐喝,窃盗,詐欺及び遺失物等横領を含む横領をいう。)による財産上の被害について,被害者数,被害総額及び被害者一人当たりの被害金額の推移を見たものである。

II-27表 財産上の被害を受けた犯罪被害者数及び被害額

 被害者数は,平成3年以降漸増傾向にあったが,6年から横ばいとなり,さらに,9年からは再び増加に転じて,12年には,前年と比べて,19万7,610人(11.0%)の増加となっている。
 被害総額及び被害者一人当たりの被害金額は,平成5年以降減少傾向にあったが,8年からは多少の増減はあるものの増加傾向にあり,12年は,前年と比べて,被害総額は26.3%,被害者一人当たりの被害金額は13.7%,それぞれ増加している。