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 平成12年版 犯罪白書 第7編/第6章/第2節/1 

第2節 調査対象者の特質

1 調査対象者の属性

 VII-26表は,調査対象者の性別並びに保護観察開始時の年齢及び教育程度を見たものである。性別については,男子が93.4%で,大半を占めている。年齢は,24歳以下が4割近くを占め,20歳代後半,30歳代,40歳以上がそれぞれ約2割ずつとなっており,最高齢は59歳である。教育程度は,中学卒業以下(中学中退の3人を含む。)が46.4%で最も多く,次いで,高校中退,高校卒業以上(大学中退の2人を含む。)の順となっている。

VII-26表 調査対象者の性別・年齢・教育程度

 VII-27表は,保護観察開始時の職業を見たものである。無職者が3割以上を占めており,職業に就いている者のうちでは,技能工・採掘・製造・建設作業者及び労務作業者が3割以上を占めている。そのうち,建設作業者は78人で,総数の25.8%となっている。

VII-27表 調査対象者の職業

 VII-28表は,保護観察開始時の配偶者の有無を見たものである。「配偶者なし」が過半数を占めているが,これは,調査対象者の年齢が比較的若いことも影響していると思われる。また,配偶者がいる者のうち,37.0%が内縁関係にある者である。

VII-28表 調査対象者の配偶者の有無