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 平成12年版 犯罪白書 第5編/第1章/第2節 

第2節 統計上の犯罪被害

 V-1表は,被害者が個人である場合について,平成2年以降の10年間に,警察に認知された刑法犯(交通関係業過を除く。以下,本節において同じ。)の男女別被害者数及び被害発生率(人口10万人当たりの被害者数をいう。)の推移を見たものである。

V-1表 男女別刑法犯被害者数・被害発生率

 被害者数は,男女共に,近年おおむね横ばいであったが,女子は平成8年から,男子は9年から増加している。被害発生率は,3年以降,男子で1,700台,女子でおおむね800台で推移していたが,10年には,男子が1,900台,女子が900台にそれぞれ上昇しており,さらに11年には,男子が134.5ポイント上昇して2,000台を超え,女子も55.1ポイント上昇している。また,2年以降,男子の被害発生率は女子の2.1倍から2.2倍となっている。