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 平成12年版 犯罪白書 第4編/第6章/第1節/1 

1 概況

 IV-23図は,平成10年及び11年に検察庁が受理した公務員犯罪を,罪名別に示したものである。11年の受理人員総数は,前年より1,218人(5.8%)増加して2万2,130人となっており,これを罪名別に見ると,自動車による業務上過失致死傷が総数の85.8%と圧倒的に多く,以下,職権濫用,偽造の順となっている。

IV-23図 公務員犯罪の罪名別検察庁新規受理人員

 平成11年における公務員犯罪の起訴人員総数は,前年より102人(3.8%)増加して2,791人となっており,起訴率は,前年より0.3ポイント低下して12.7%となっている。
 平成10年及び11年における公務員犯罪の起訴率を罪名別に示したものが,IV-24図である。11年においては,収賄が最も高く,以下,詐欺,窃盗の順となっている。

IV-24図 公務員犯罪の罪名別起訴率