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 平成12年版 犯罪白書 第4編/第3章/第2節/2 

2 裁判所における処理状況

 平成10年に通常第一審において,業過により懲役の言渡しを受けた者は2,231人,禁錮の言渡しを受けた者は2,427人であり,その刑期別構成比を見ると,それぞれ,6月未満が3.5%及び0.4%,6月以上1年未満が36.6%及び15.2%,1年以上2年未満が51.3%及び79.6%,2年以上が8.6%及び4.8%となっている。そのうち,実刑に処された者の比率は,それぞれ23.8%及び6.1%である。また,10年に通常第一審で罰金の言渡しを受けた者は114人であり,略式手続によって罰金に処された者は7万8,068人である。
 平成10年に通常第一審において,道交違反により懲役の言渡しを受けた者は8,292人(うち実刑1,428人)であり,その刑期別人員を見ると,6月未満が6,942人(83.7%),6月以上1年未満が1,318人(15.9%),1年以上2年未満が30人(0.4%)となっている。また,通常第一審において,道交違反により,罰金の言渡しを受けた者は311人であり,略式手続によって罰金又は科料に処された者は90万154人である(司法統計年報による。)。