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 平成12年版 犯罪白書 第3編/第2章/第4節/2 

2 入・出院状況

(1) 入院状況

 昭和24年以降の少年院新収容者の人員の推移は,III-40図のとおりである。新収容者は,60年以降は漸減傾向にあったが,平成8年以降は増加している(巻末資料III-13参照)。

III-40図 少年院新収容者の男女別人員の推移

 平成11年における新収容者は5,538人(前年比2.8%増),一日平均収容人員は4,198人(同7.2%増)である。その内訳を,少年院の種別及び処遇区分別に見たものがIII-7表である(巻末資料III-14参照)。

III-7表 少年院新収容者の種別及び処遇区分別人員

(2) 出院状況

 平成11年における出院者は5,391人であり,その96.2%(5,187人)が仮退院者である。これら出院者の進路については,36.4%が就職決定,42.4%が就職希望,10.2%が進学希望,1.9%が中学校復学決定,2.1%が高等学校復学決定等となっており,進路未定のまま出院する者は6.0%である。また,仮退院者の平均在院期間は,長期処遇では377日,一般短期処遇では149日,特修短期処遇では81日である(矯正統計年報による。)。