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2 入・退所状況 III-31図は,昭和24年以降の少年鑑別所新収容人員の推移を見たものである。
III-31図 少年鑑別所新収容人員の推移 少年鑑別所新収容人員は,昭和60年以降,平成7年までは減少傾向を示していたが,8年から増加に転じ,11年には前年より961人(4.9%)増加して2万382人となっている(巻末資料III-12参照)。少年鑑別所への入所事由には,観護の措置としての少年鑑別所送致のほか,勾留に代わる観護の措置,勾留等があるが,平成11年における少年鑑別所新収容人員の入所事由を見ると,観護の措置が83.8%で最も多く,次いで,勾留に代わる観護の措置が13.1%となっている。 III-4表は,最近3年間の少年鑑別所退所事由別人員を見たものである。平成11年における少年鑑別所退所事由別人員は,保護観察(43.2%)が最も多く,以下,少年院送致(27.4%),試験観察(12.8%),観護措置の取消し(8.2%)の順となっている。 III-4表 少年鑑別所退所事由別人員 |