第7節 オウム真理教関係者に係る事件の審理及び科刑状況 平成7年3月20日に発生した地下鉄サリン事件を始めとする一連のオウム真理教関係者によるとされる事件で公判請求された人員は,実人員で189人であり,12年6月20日現在,175人に対して第一審の判決の言渡しがなされ,一審係属中の者は14人である。判決があった者のうち162人は判決が確定しており,その内訳を見ると,懲役が158人で,そのうち実刑が71人,執行猶予が87人(うち一部無罪2人)であり,罰金は3人,無罪は1人となっている。また,死刑判決の言渡しを受けた者も2人おり,これを含め控訴審係属中の者は8人,上告審係属中の者は5人である(法務省刑事局の資料による。)。
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