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 平成12年版 犯罪白書 第1編/第1章/第2節/2 

2 粗暴犯

 最近10年間の傷害,暴行,脅迫及び恐喝の認知件数,検挙件数並びに検挙人員の推移は,I-5図のとおりである。

I-5図 粗暴犯の認知件数・検挙件数・検挙人員の推移

 平成11年には,前年と比べ,傷害は,認知件数が757件(3.9%)増加したものの,検挙件数が248件(1.6%),検挙人員が843人(3.7%),それぞれ減少し,暴行は,認知件数が425件(5.8%)増加したものの,検挙件数が284件(5.6%),検挙人員が380人(6.5%),それぞれ減少した。
 脅迫は,前年と比べ,認知件数が24件(2.5%)増加したものの,検挙件数が41件(4.5%),検挙人員が65人(6.8%),それぞれ減少した。一方,恐喝は,認知件数が868件(6.2%)増加したものの,検挙件数が574件(7.4%),検挙人員が580人(5.8%),それぞれ減少した。
 平成11年における罪種別の発生率は,傷害が16.0,暴行が6.2,脅迫が0.8,恐喝が11.7である。