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 昭和38年版 犯罪白書 第二編/第三章/一/4 

4 新受刑者の年齢

 新受刑者の年齢別構成を,百分比によってみると,II-56表のとおりで,昭和三六年には,二〇-二九才が五四・四%,三〇-三九才が二七・八%であって,大部分が二〇-三九才の者によって占められている。しかも,前年に比較して,これらの年齢層の占める割合が,わずかではあるが増加していること,すなわち,実数の面でも,これらの年齢層のものが,他の年齢層に比較して,その減少率が少ないことが注意されよう。

II-56表 新受刑者の年齢層別人員の比率(昭和10〜36年)

 男・女別にみると,男子では,二〇-二九才のものが過半数(昭和三六年では五四・七%)を占めているのに対し,女子では二五-二九才のものが最も多い(昭和三六年では二四・四%)が,次いで二〇-二四才(一九・八%),三〇-三四才,四〇-四九才,三五-三九才の順に,いすれもおおむね一五%をこえ,男子に比し,高年齢のものが多く,この傾向は,ここ数年はほとんど変わっていない。