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 昭和38年版 犯罪白書 第二編/第三章/一/12 

12 新受刑者の出生地および犯罪地

 昭和三六年の新受刑者について,その出生地(朝鮮・樺太を除く)をみると,東京が最も多く(二,八二三人,新受刑者全員のうち七・六%),以下,大阪(二,三五一人),北海道(二,三四一人),福岡(二,一三九人),兵庫(一,七〇四人)などの順に多く,鳥取がもっとも少ない(二一〇人)。
 犯罪地についても,同様に東京が最も多く(五,五九一人,一五・〇%),次いで大阪(三,七七二人),北海道(二,五二八人),兵庫(二,四三〇人),神奈川(二,三一九人),福岡(二,二六五人),愛知(一,八八〇人)の順に多く,鳥取がもっとも少ない(一五二人)。
 すなわち,出生地,犯罪地ともに,大都市に多いが,この傾向は,とくに犯罪地において著しい。