前の項目   次の項目        目次   図表目次   年版選択
 平成10年版 犯罪白書 第3編/第6章/第2節/4 

4 抗告事件

 III-109図は,昭和48年から平成8年までの間について,保護処分決定人員に対する抗告事件の既済人員及び保護処分決定人員総数に対する抗告事件既済人員の比率の推移を示したものである。

III-109図 抗告事件既済人員及び同人員の保護処分決定人員に対する比率(昭和48年〜平成8年)

 抗告事件既済人員は,近年,おおむね増加傾向を示しており,昭和63年には254人であったが,平成8年には446人となっている。また,保護処分決定人員に対する比率も,3年以降に上昇しており,昭和63年には0.3%であったものが,平成8年には0.8%に達している。
 なお,保護処分取消請求事件の既済人員は,昭和52年以降の20年間,多い年次でも10人未満である。