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 平成10年版 犯罪白書 第3編/第2章/第4節/2 

2 集団非行

 少年の非行集団の代表的なものの一つに「暴走族」が挙げられるが,III-19図は,昭和53年以降の20年間における暴走族の構成員数及びグループ数の推移を示したものである。

III-19図 暴走族の構成員数及ぴグループ数の推移(昭和53年〜平成9年)III-19

 構成員数は,昭和57年の4万2510人をピークとして,以後多少の起伏を示しながらも減少傾向にあり,平成9年には2万5796人(前年比3.5%減)となっている。一方,グループ数は,昭和56年の770から減少していたが,平成2年以降は増加傾向にあり,9年には1003(同6.8%増)となっている。もっとも,グループの規模については,構成員30人以上のグループが,昭和63年には20,3%を占めていたのに対し,平成9年には6.9%となっており,小規模化してきていることがうかがえる(警察庁交通局の資料による。)。