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 平成 9年版 犯罪白書 第2編/第3章/第2節 

第2節 被疑事件の受理

 II-3図は,昭和24年以降について,検察庁の新規受理人員の推移を示したものである。(巻末資料II-1参照)

II-3図 検察庁の新規受理人員の推移

 検察庁新規受理人員は,昭和28年以降,業過及び道交違反の増加に伴って増加し,40年には約592万人の過去最高数値を記録した。その後,43年の交通反則通告制度(第1編第2章第2節1参照)の導入による道交違反の減少等により,44年には約270万人にまで急減したものの,46年以降再び増勢に転じた。その後は起伏を示しながら推移し,61年には約324万人を記録したが,交通反則通告制度の適用範囲が拡大された62年,翌63年と激減し,その後もおおむね減少傾向を示し続けている。平成8年は前年よりわずかに増加して,206万1,526人となっている。