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 平成 5年版 犯罪白書 第3編/第2章/第3節/1 

第3節 暴力団関係者の処遇

1 罪名別起訴猶予率等

 平成4年における暴力団関係者に対する起訴及び不起訴人員の総数(交通関係業過及び道交違反を除く。)は,1万2,140人で,うち起訴人員は9,368人(起訴率77.2%),起訴猶予人員は1,826人(起訴猶予率16.3%)となっている。4年における検察庁全既済人員についての起訴率は61.9%,起訴猶予率は32.8%であり,暴力団関係者と検察庁全既済人員とを比較すると,起訴率は暴力団関係者が大幅に上回り,一方,起訴猶予率は暴力団関係者が大幅に下回っている。
 III-22図は,暴力団関係者による犯罪の平成4年における主要罪名別起訴猶予率を全既済人員のそれと対比して見たものである(巻末資料III-2表参照)。

III-22図 暴力団関係者等の主要罪名別起訴猶予率 (平成4年)