不同意性交等について、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間。ただし、男性を被害者とする不同意性交等は、平成29年法律第72号による法改正が施行された平成29年7月以降)を男女別に見ると、7-2-1-4図<1>のとおりである。男性では、29年から令和4年までは、他の各年齢と比べて13歳未満(7~36人)が最も多かったが、5年以降は13~19歳(40人台から60人台)が最も多かった。女性では、平成17年以降おおむね一貫して、20~29歳(約450人から約1,000人)が最も多く、次いで13~19歳(200人台から800人台)が多かったが、令和6年は、13~19歳が大幅に増加(前年比697人(83.7%)増)し、20~29歳の1,240人(同223人(21.9%)増)を上回った。また、6年は、平成17年と比べて、おおむねいずれの年齢層も増加しているが、特に13歳未満及び40~49歳がそれぞれ約4倍と、増加幅が大きかった。
不同意わいせつについて、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間)を男女別に見ると、7-2-1-4図<2>のとおりである。男性では、平成17年以降一貫して13歳未満(約70人から約140人)が最も多かった。女性では、17年から25年までは13~19歳(2,500人台から3,500人台)が最も多かったが、26年以降は、20~29歳(1,400人台から2,600人台)が最も多い。また、令和6年は、平成17年と比べて、40~49歳以上の各年齢層が、それぞれ約2.5~3.9倍に増加しているのに対し、13~19歳は、約5分の3に減少している。
窃盗(乗り物関係)について、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間)を男女別に見ると、7-2-1-5図<1>のとおりである。男女共に、平成17年以降おおむね一貫して13~19歳が最も多い。また、男女共に、18年以降全ての年齢層で減少傾向にあった後、おおむね令和3年を底として、増加傾向に転じている。6年は、平成17年と比べて、全ての年齢層で5分の2以下に減少している。
暴行について、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間)を男女別に見ると、7-2-1-5図<2>のとおりである。男女共に、平成17年以降おおむね一貫して20~29歳が最も多いところ、男性は、19年(5,115人)をピークに減少傾向を示した後、28年以降は2,000人台から3,000人台で推移しているのに対し、女性は、17年以降一貫して3,000人台で推移している。また、男性では、20年から令和3年までは、13~19歳、20~29歳及び30~39歳が減少傾向にあったのに対し、65歳以上は、平成18年以降増加傾向にあり、令和6年は、平成17年(677人)と比べて、65歳以上が約2.4倍であった。女性では、19年から令和3年までは、13~19歳が減少傾向にあったのに対し、40~49歳、50~59歳、60~64歳及び65歳以上は、平成18年以降増加傾向にあり、令和6年は、平成17年と比べて、40~49歳、50~59歳及び60~64歳がそれぞれ約2.5~3.2倍、65歳以上が約5倍であった。
脅迫について、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間)を男女別に見ると、7-2-1-5図<3>のとおりである。男性では、平成17年から25年までは、30~39歳及び40~49歳が200人台から300人台と同程度の水準で他の年齢層よりも多かったが、26年以降は40~49歳(おおむね400人台)が最も多い。また、18年又は19年以降、13歳未満を除く全ての年齢層において増加傾向にあるところ、特に65歳以上では、令和6年は、平成17年(113人)と比べて、約2.7倍に増加している。女性では、17年以降一貫して20~29歳(200人台から500人台)が最も多い。また、18年又は19年以降、13歳未満を除く全ての年齢層で増加傾向にあるところ、24年には全ての年齢層が前年の約1.3~2倍と大きく増加している。さらに、令和6年は、平成17年と比べて、13歳未満及び65歳以上を除いた年齢層でそれぞれ約1.5~2.3倍、65歳以上では約4.5倍に増加している。
詐欺について、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間)を男女別に見ると、7-2-1-5図<4>のとおりである。男性では、平成17年にそれぞれ男性の総数の約2~3割を占めていた20~29歳、30~39歳、40~49歳及び50~59歳が18年から24年まで減少し続けた結果、男性の総数は、同年(9,553人)には17年(42,954人)の約5分の1まで減少した。令和4年以降は、13歳未満及び13~19歳を除く年齢層で顕著な増加傾向が見られ、6年には、65歳以上で7,000人台(前年比1,599人増)に達し、50~59歳で4,000人台(同1,464人増)に達し、40~49歳で3,000人台(同1,187人増)に達した。6年は、平成24年と比べて、13歳未満を除く全ての年齢層で約1.6~3.2倍に増加している。また、男性の総数に占める65歳以上の比率は、17年には1割程度で20歳以上の他の年齢層よりも低かったが、22年以降は、一貫して他の年齢層よりも高い比率で推移し、30年以降はおおむね30%台を占めている。女性では、21年に13歳未満を除く全ての年齢層で大きく減少し、女性の総数は、同年(11,748人)には17年(23,643人)の約2分の1まで減少したが、22年以降は65歳以上が増加傾向にあり、29年(18,914人)には17年の約5分の4の水準にまで達した。30年以降は13歳未満を除く全ての年齢層でおおむね減少傾向にあったが、令和4年以降は、20~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳及び60~64歳で顕著な増加傾向が見られ、6年には、20~29歳及び50~59歳で3,000人台(同1,089人増、同993人増)に達し、30~39歳及び40~49歳で2,000人台(同831人増、同774人増)に達した。また、6年は、平成21年と比べて、13歳未満及び13~19歳を除く年齢層で約1.4~2.6倍に増加している。また、女性の総数に占める65歳以上の比率は、17年には約2割で20歳以上の他の年齢層と同程度であったが、23年以降は、一貫して40~60%台を占めている。
器物損壊について、被害者の年齢層別の人員の推移(最近20年間)を男女別に見ると、7-2-1-5図<5>のとおりである。男女共に、18年以降、13歳未満及び13~19歳を除く全ての年齢層で減少傾向にあるところ、特に20~29歳及び30~39歳において減少傾向が大きく、令和6年の20~29歳及び30~39歳は、男女共に、平成17年の5分の1以下であった。
配偶者からの暴力事案等について、被害者の相談等件数の推移(最近20年間)を男女別、年齢層別に見ると、7-2-1-6図<1>のとおりである。男性は、平成19年以降増加し続けており、令和6年は、平成17年(407件)と比べて、約69倍であった。女性は、18年から令和元年まで増加し続け、6万4,392件を記録した後、高止まり傾向にあるところ、6年は平成17年(1万6,481件)の約4倍であった。年齢層別では、18年以降、全ての年齢層で増加傾向にあるところ、令和6年は、平成17年と比べて、70歳以上を除く年齢層ではそれぞれ約4~7倍、70歳以上では約21倍に増加している。
ストーカー事案について、被害者の相談等件数の推移(最近20年間)を男女別、年齢層別に見ると、7-2-1-6図<2>のとおりである。男性は、平成19年以降増加傾向にあり、26年以降は、2,300件台から2,600件台で推移している。女性は、18年以降増加傾向にあり、25年以降1万9,000件台から2万件台で推移した後、30年以降は1万6,000件台から1万8,000件台で推移している。年齢層別では、平成18年又は19年以降、全ての年齢層で増加傾向にあったところ、30年以降は、20歳未満及び50~59歳以上の各年齢層では横ばいないしわずかに増加傾向にあり、20~29歳、30~39歳及び40~49歳では減少傾向にある。令和6年は、平成17年と比べて、20歳未満、40~49歳、50~59歳及び60~69歳はそれぞれ約2~3倍に増加し、70歳以上は約11倍に増加している。