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令和7年版 犯罪白書 第4編/第9章/第3節/3

3 矯正

令和6年における外国人の入所受刑者は、851人(前年比16.9%増)であった(矯正統計年報による。)。

日本人と異なる処遇を必要とする者は、令和7年6月に拘禁刑を創設するなどした刑法等の一部を改正する法律(令和4年法律第67号)が施行されるまで、F指標受刑者として、その文化、生活習慣等に応じた処遇が行われていた。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は、4-9-3-4図のとおりである。その人員は、平成17年から減少傾向にあり、近年は400人台で推移していたところ、令和6年は574人(前年比25.1%増)であった(CD-ROM参照)。同年におけるF指標入所受刑者を国籍別に見ると、ベトナムが169人と最も多く、次いで、中国80人、ブラジル60人の順であった(CD-ROM資料4-9参照)。罪名別に見ると、窃盗が165人と最も多く、次いで、覚醒剤取締法違反が114人であった(矯正統計年報による。)。なお、これらF指標入所受刑者人員を国籍別に見るに当たっては、各国籍別の新規入国者数・在留者数に違いがあることに留意する必要がある。

令和6年末現在、F指標受刑者の収容人員は、1,460人(男性1,249人、女性211人)であり、前年末比で5.2%増加した(矯正統計年報による。)。

拘禁刑の導入に伴い、外国人処遇課程(第2編第4章第3節1項(1)参照)が新設され、対象者には、勤労の意欲及び習慣を培わせ、円滑な社会復帰に向けて、出所後の生活環境に係る各種課題を整理させることなどを目指した矯正処遇を実施している。

4-9-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
4-9-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
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