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令和7年版 犯罪白書 第1編/第1章/第2節/3

3 詐欺

詐欺の認知件数、検挙件数及び検挙率の推移(最近20年間)は、1-1-2-7図のとおりである(詳細については、CD-ROM資料1-2及び1-3参照)。認知件数は、平成17年に昭和35年以降で最多の8万5,596件を記録した後、平成18年から減少に転じ、24年からは増加傾向を示していた。その後、30年から再び減少していたが、令和3年から増加しており、6年は5万7,324件(前年比1万1,313件(24.6%)増)であった。検挙率は、平成16年に32.1%と戦後最低を記録した後、17年から上昇に転じ、23年から26年までの低下を経て、その後は上昇傾向にあったが、令和3年から低下しており、6年は28.2%(同8.0pt低下)であった。

1-1-2-7図 詐欺 認知件数・検挙件数・検挙率の推移
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特殊詐欺(被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込みその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪の総称。現金等を脅し取る恐喝及びキャッシュカード詐欺盗(警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を装って被害者に電話をかけ、「キャッシュカードが不正に利用されている」等の名目により、キャッシュカード等を準備させた上で、隙を見るなどし、同キャッシュカード等を窃取するもの)を含む。)の認知件数、検挙件数及び被害総額(現金被害額及び詐取又は窃取されたキャッシュカード等を使用してATMから引き出された額(以下「ATM引出し額」という。)の総額をいう。ただし、ATM引出し額については、平成21年以前は被害総額に含まれず、22年から24年までは、オレオレ詐欺に係るもののみを計上している。)の推移(統計の存在する平成16年以降)は、1-1-2-8図のとおりである(検挙人員及び検挙率については、CD-ROM参照)。主要な手口別で見ると、令和6年においては、オレオレ詐欺(親族、警察官、弁護士等を装い、親族が起こした事件・事故に対する示談金等を名目に金銭等をだまし取る(脅し取る)ものをいう。)の認知件数が6,752件(前年比70.7%増)と最も多く、特殊詐欺の認知件数に占める割合は32.1%(同11.3pt上昇)、被害額は前年の約3.4倍である約458億円となっている(警察庁刑事局の資料による。)。

1-1-2-8図 特殊詐欺 認知件数・検挙件数・被害総額の推移
1-1-2-8図 特殊詐欺 認知件数・検挙件数・被害総額の推移
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