校内暴力事件の事件数及び検挙(補導)人員について見ると、事件数は昭和58年に2,125件を、検挙(補導)人員は56年に1万468人を、それぞれ記録した後は大きく減少し、その後の増減を経て、平成26年以降減少し続けていたが、令和3年に増加に転じ、5年は784件(前年比32.2%増)、852人(同34.0%増)であった。検挙(補導)された者の就学状況を見ると、かつては、中学生が圧倒的に多い状況が続いていたが、平成26年以降、中学生の総数に占める構成比が低下し続け、令和5年は、中学生が461人(54.1%)、小学生が267人(31.3%)、高校生が124人(14.6%)であった。中学生の検挙(補導)人員は、平成26年以降減少傾向にあったが、令和5年は増加した。また、小学生の補導人員は、平成24年から増加傾向にあり、28年以降は高校生の検挙人員を上回っている(警察庁生活安全局の資料による。)。