少年による家庭内暴力事案の認知件数の推移(最近20年間)を就学・就労状況別に見ると、3-1-5-1図のとおりである。認知件数の総数は、平成24年から増加し続け、令和3年は減少したものの、4年から再び増加し、5年は4,744件(前年比4.2%増)であった。特に、近年、小学生が大きく増加しており、3年は減少したものの、5年は975件(同10.7%増)であった。
令和5年における家庭内暴力事案の対象を見ると、母親が2,781件と最も多く、次いで、父親640件、兄弟姉妹501件、同居の親族167件の順であり、家財道具等が622件であった(警察庁生活安全局の資料による。)。