4-9-4-1図は、検察庁における外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員(過失運転致死傷等及び道交違反を除く。以下この項において同じ。)の推移(最近20年間)を来日外国人少年とその他の外国人少年の別に見たものである。
令和4年における来日外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員を国籍別に見ると、ブラジルが111人(26.0%)と最も多く、次いで、フィリピン96人(22.5%)、中国93人(21.8%)、ペルー20人(4.7%)、ベトナム17人(4.0%)の順であった。また、罪名別に見ると、窃盗が201人(53.5%)と最も多く、次いで、傷害(暴行及び凶器準備集合を含む。)57人(15.2%)、横領(遺失物等横領を含む。)25人(6.6%)の順であった(検察統計年報による。)。なお、これら来日外国人犯罪少年の家庭裁判所送致人員を国籍別に見るに当たっては、各国籍別の新規入国者数・在留者数に違いがあることに留意する必要がある。