令和4年における外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員は、379人（前年比15.4％減）であった（うち、保護観察付一部執行猶予者の保護観察開始人員は29人であった。）。国籍別に見ると、韓国・朝鮮が178人と最も多く、次いで、中国50人、ブラジル33人の順であった（CD-ROM資料4-11参照）。来日外国人に限ると、166人（同22.1％減）であり、その内訳は、仮釈放者が153人、保護観察付全部執行猶予者が8人、保護観察付一部執行猶予者が5人であった（保護統計年報による。）。なお、外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員を国籍別に見るに当たっては、各国籍別の新規入国者数・在留者数に違いがあることに留意する必要がある。

令和4年末現在、外国人（永住者及び特別永住者を除く。）の保護観察係属人員は、仮釈放者85人、保護観察付全部執行猶予者30人、保護観察付一部執行猶予者10人の合計125人（前年末比33.5％減）であった（法務省保護局の資料による。）。なお、外国人の保護観察係属人員については、仮釈放者のうち、64人は退去強制事由に該当し、国外退去済みの者が49人、退去強制手続により収容中の者が9人、仮放免中の者が6人であった（法務省保護局の資料による。）。