日本人の出国者数は、令和元年(2019年)が2,008万669人であったところ、令和2年(2020年)が317万4,219人(前年比84.2%減)、令和3年(2021年)が51万2,244人(同83.9%減)と2年連続で大きく減少したが、令和4年(2022年)は、277万1,770人(同441.1%増)と大きく増加した(出入国在留管理庁の資料による。)。
在外公館が邦人援護事務を通じて把握した国外における日本人による犯罪は、令和2年(2020年)は173件(前年比58.6%減)、令和3年(2021年)は144件(同16.8%減)と2年連続で減少した。罪名・罪種別に犯罪件数を見ると、1-3-2-1表のとおりである。国外における日本人による犯罪の件数は、例年に比べて減少しており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で出国者数が大幅に減少したこともその一因と考えられる。