出所受刑者について、仮釈放率(最近20年間)を見ると、全部実刑者は、年齢層が高くなるにつれ、仮釈放率が低くなり、高齢者は、全部執行猶予者も一部執行猶予者も一貫して仮釈放率が最も低い。
令和3年に保護観察が開始された者について、保護観察に付された年齢を見ると、仮釈放者(全部実刑者)では40歳代後半の者が、仮釈放者(一部執行猶予者)及び保護観察付一部執行猶予者では40歳代前半の者が、保護観察付全部執行猶予者では20歳代前半の者が多く、おおむね年齢が高くなるにつれ、保護観察開始人員が減少傾向にある。