入所受刑者について、年齢層別構成比(最近20年間)を見ると、50歳以上の各年齢層の構成比が上昇しており、特に、高齢者の構成比の上昇が顕著である。令和3年の入所受刑者における高齢者の構成比(13.8%)は、平成元年(1.3%)の10倍以上に上昇した。
入所受刑者について、入所度数別構成比(最近20年間)を見ると、初入者は、平成22年以降、おおむね横ばいで推移しており(40~43%台)、令和3年は、8年ぶりに初入者の構成比(43.0%)が3度以上の者の構成比(41.8%)を上回った。入所受刑者に占める住居不定の者の構成比は、年齢層別では、いずれの年齢層も2割弱であるのに対し、犯罪類型別では、詐欺事犯類型(27.5%)が最も高く、性犯類型(9.0%)及び交通事犯類型(3.9%)は1割を下回る。
少年鑑別所入所者について、非行類型別構成比(最近20年間)を見ると、中間少年及び年長少年は、詐欺事犯類型の構成比が特に大きく上昇したほか、年少少年は、性犯類型の構成比が特に大きく上昇した。