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令和4年版 犯罪白書 第8編/第2章/7

7 日常生活・自己意識の変化

8-2-14図は、内閣府の世論調査における「現在の生活の充実感」について、調査年別(平成13年、23年及び令和3年)・年齢層別に見たものである。調査年別に見ると、「充実感を感じている」(「十分充実感を感じている」及び「まあ充実感を感じている」の合計。以下この項において同じ。)とする者の構成比は、平成13年が65.3%、23年が71.6%、令和3年が55.5%であった。同年について、年齢層別に見ると、「充実感を感じている」とする者の構成比が最も高いのは30歳未満の者(66.0%)であり、次いで、30歳代の者(61.2%)、60歳代の者(56.7%)の順に高く、最も低いのは50歳代の者(47.1%)であり、同年齢層の者のみが50%を下回った。

8-2-14図 現在の生活の充実感(年齢層別)
8-2-14図 現在の生活の充実感(年齢層別)
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8-2-15図は、内閣府の世論調査における「現在の生活に対する満足度」について、調査年別(平成13年、23年及び令和3年)・年齢層別に見たものである。調査年別に見ると、「満足」(「満足している」及び「まあ満足している」の合計。以下この項において同じ。)とする者の構成比は、平成13年及び23年では60%台であったが、令和3年では55.3%であった。同年について、年齢層別に見ると、「満足」とする者の構成比が最も高いのは30歳代の者(63.2%)であり、次いで、30歳未満の者(62.6%)、70歳以上の者(55.6%)の順に高く、最も低いのは40歳代の者(49.7%)であった。

8-2-15図 現在の生活に対する満足度(年齢層別)
8-2-15図 現在の生活に対する満足度(年齢層別)
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8-2-16図は、内閣府の世論調査における「日常生活での悩みや不安」について、調査年別(平成13年、23年及び令和3年)・年齢層別に見たものである。調査年別に見ると、「悩みや不安を感じている」(令和3年については、「感じている」及び「どちらかといえば感じている」の合計。以下この項において同じ。)とする者の構成比について、平成13年及び23年は7割弱であったが、令和3年は8割弱であった。同年について、年齢層別に見ると、「悩みや不安を感じている」とする者の構成比は、30歳未満の者(80.8%)、30歳代の者(80.4%)及び50歳代の者(81.7%)の各年齢層で8割を超え、最も低い70歳以上の者で74.1%であった。ただし、平成13年及び23年は「悩みや不安を感じている」・「悩みや不安を感じていない」・「わからない」の三つの項目から、令和3年は「感じている」・「どちらかといえば感じている」・「どちらかといえば感じていない」・「感じていない」の四つの項目からの選択となっており、項目が異なっていることに留意が必要である。

8-2-16図 日常生活での悩みや不安(年齢層別)
8-2-16図 日常生活での悩みや不安(年齢層別)
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8-2-17図は、自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)の推移(平成元年以降)を見たものである。10年(26.0)に急増(前年比6.7上昇)して、20.0を超えた後、おおむね25.0前後で増減を繰り返したが、22年以降は減少傾向にあり、27年以降は20.0を下回って推移し、令和元年(16.0)は、平成元年以降で最少であった(令和2年は16.8)。

8-2-17図 自殺死亡率の推移
8-2-17図 自殺死亡率の推移
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