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令和4年版 犯罪白書 第4編/第9章/第1節/1

第9章 外国人犯罪・非行
第1節 外国人の在留状況等
1 外国人新規入国者等

外国人新規入国者数は、平成25年以降急増し続け、令和元年には約2,840万人に達したが、2年2月以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、入管法に基づき入国拒否を行う対象地域の指定を始めとした水際対策が開始されたことにより大幅な減少に転じ、同年は358万1,443人(前年比2,482万1,066人(87.4%)減)であり、3年は15万1,726人(同342万9,717人(95.8%)減)であった。3年における外国人新規入国者数を国籍・地域別に見ると、ベトナムが2万4,623人(同72.9%減)と最も多く、次いで、中国(台湾及び香港等を除く。)1万9,374人(同97.7%減)、米国1万3,631人(同93.3%減)の順となっている。在留資格別の構成比は、短期滞在が47.3%と最も高く、次いで、技能実習(15.4%)、留学(7.7%)の順であった(出入国在留管理庁の資料による。)。

在留外国人の年末人員(中長期在留者と特別永住者の合計数)は、27年以降過去最多を更新し続けていたが、令和2年(288万7,116人)に減少に転じ(前年比1.6%減)、3年は276万635人(同4.4%減)であった。同年における在留外国人の人員を国籍・地域別に見ると、中国(台湾を除く。71万6,606人)が最も多く、次いで、ベトナム(43万2,934人)、韓国(40万9,855人)の順であった(出入国在留管理庁の資料による。)。