少年による家庭内暴力事件の認知件数の推移(最近20年間)を就学・就労状況別に見ると、3-1-5-1図のとおりである。認知件数の総数は、平成24年から増加し続けていたが、令和3年は前年よりわずかに減少し、4,140件(前年比0.9%減)であった。特に、近年、小学生が大きく増加しており、3年は減少に転じたものの、762件(同9.3%減)であった。
令和3年における家庭内暴力事件の対象について、同居している家族の内訳を見ると、母親が2,352件と最も多く、次いで、父親が533件、兄弟姉妹が453件、同居の親族が161件の順であり、同居している家族以外では、家財道具等が615件、その他が26件であった(警察庁生活安全局の資料による。)。