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令和3年版 犯罪白書 第4編/第9章/第3節/3

3 矯正

令和2年における外国人の入所受刑者は,718人(前年比1.6%減)であった(矯正統計年報による。)。

外国人受刑者のうち,日本人と異なる処遇を必要とする者は,F指標受刑者として,その文化,生活習慣等に応じた処遇を行っている(2-4-3-2表参照)。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-9-3-4図のとおりである。その人員は,平成17年から減少傾向にあったが,近年は400人前後で推移しており,令和2年は414人(前年比7.0%増)であった。2年におけるF指標入所受刑者を国籍別に見ると,中国が97人と最も多く,次いで,タイ43人,ブラジル40人の順であった(CD-ROM資料4-10参照)。罪名別に見ると,覚醒剤取締法違反が154人と最も多く,次いで,窃盗の114人であった(矯正統計年報による。)。

令和2年末現在,F指標受刑者の収容人員は,1,268人(男性1,071人,女性197人)であり,前年末比で0.2%増加した(矯正統計年報による。)。

4-9-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
4-9-3-4図 F指標入所受刑者人員の推移(男女別)
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