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令和3年版 犯罪白書 第4編/第9章/第3節/4

4 保護観察

令和2年における外国人の仮釈放者及び保護観察付全部・一部執行猶予者の保護観察開始人員は, 505人(前年比7.5%減)であった(うち,保護観察付一部執行猶予者の保護観察開始人員は34人であった。)。国籍別に見ると,韓国・朝鮮が226人と最も多く,次いで,中国73人,ベトナム43人の順であった(CD-ROM資料4-11参照)。来日外国人に限ると,272人(同17.8%減)であり,その内訳は,仮釈放者が254人,保護観察付全部執行猶予者が9人,保護観察付一部執行猶予者が9人であった(保護統計年報による。)。

令和2年末現在,外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,仮釈放者180人,保護観察付全部執行猶予者42人,保護観察付一部執行猶予者17人の合計239人(前年末比20.3%減)であった(法務省保護局の資料による。)。

なお,外国人の保護観察係属人員については,仮釈放者のうち,140人は退去強制事由に該当し,国外退去済みの者が98人,退去強制手続により収容中の者が38人,仮放免中の者が4人であった(法務省保護局の資料による。)。