過失運転致死傷等の検挙人員の推移(最近20年間)及び危険運転致死傷の検挙人員の推移(平成13年以降)を見ると,4-1-2-3図のとおりである。過失運転致死傷等の検挙人員は,16年(90万119人)をピークに高止まりの状態にあったが,17年以降減少し続けており,令和2年は30万7,831人(前年比18.6%減)であった。危険運転致死傷の検挙人員は,平成14年から25年まで,270人台から420人台で推移した後,26年5月に自動車運転死傷処罰法の施行により処罰範囲が拡大されるなどすると,27年以降,その検挙人員は590人台から650人台で推移していたが,令和2年は732人(同12.1%増)であった。
令和2年における危険運転致死傷・過失運転致死傷等の罪名別検挙人員は,4-1-2-4表のとおりである。同年の危険運転致死傷の検挙人員732人のうち致死事件は42人(前年比2人増)で,2年の過失運転致死傷等の検挙人員30万7,831人のうち致死事件は2,547人(同130人減)であった(CD-ROM参照)。
なお,犯罪少年による危険運転致死傷の検挙状況については,第3編第1章第2節3項参照。