校内暴力事件の事件数及び検挙・補導人員は,事件数では昭和58年に2,125件を,検挙・補導人員では56年に1万468人を,それぞれ記録した後は大きく減少し,その後の増減を経て,平成26年以降減少し続け,令和2年は507件(前年比18.0%減),549人(同20.4%減)であった。検挙・補導された者の就学状況を見ると,かつては,中学生が圧倒的に多い状況が続いていたが,平成26年以降,中学生の検挙・補導人員及び総数に占める構成比が減少・低下し続け,令和2年は,中学生が334人(60.8%),小学生が118人(21.5%),高校生が97人(17.7%)であった。中学生は,減少が始まる直前の平成25年(1,569人)と比べると令和2年は約2割となった一方で,小学生は,平成24年から増加傾向にあり,令和2年にやや減少したものの,平成28年以降は高校生を上回っている(警察庁生活安全局の資料による。)。