少年による家庭内暴力事件の認知件数の推移(最近20年間)を就学・就労状況別に見ると,3-1-5-1図のとおりである。認知件数の総数は,平成24年から毎年増加しており,令和2年は4,177件(前年比16.2%増)であった。特に,近年,小学生が大きく増加しており,2年は840件(同33.1%増)であった。
令和2年における家庭内暴力事件の対象について,同居している家族の内訳を見ると,母親が2,430件と最も多く,次いで,父親が532件,兄弟姉妹が417件,同居の親族が173件の順であり,同居している家族以外では,家財道具等が612件,その他が13件であった(警察庁生活安全局の資料による。)。