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令和2年版 犯罪白書 第7編/第5章/第4節/4

4 相談機関

都道府県等は,アルコール,薬物,ギャンブル等の各種依存症に関して,民間団体を含む関係機関と連携して対応するため,保健所精神保健福祉センター等に依存症相談拠点を設け,依存症相談員を配置するなどの取組を進めている。令和2年3月末日現在,薬物依存症の相談拠点がある地方公共団体(都道府県及び指定都市)は46であった(厚生労働省社会・援護局の資料による。)。

保健所や精神保健福祉センターでは,依存症の家族の相談を含め,こころの健康等に関する幅広い相談に応じており,医師,保健師,精神保健福祉士等の専門職が,電話又は面談による相談に対応している。また,依存症からの回復のための認知行動療法プログラムを実施する機関も増えている(精神保健福祉センターにおける薬物依存症者の支援については,本項コラム4参照)。

7-5-4-2図は,保健所及び精神保健福祉センターにおける薬物に関する相談件数の推移(最近10年間)を見たものである。

7-5-4-2図 薬物に関する相談件数の推移
7-5-4-2図 薬物に関する相談件数の推移
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