6-1-1-4図は,生命・身体に被害をもたらした刑法犯について,被害者(死傷者)の人員及び人口比の推移(平成元年以降)を見たものである。死傷者総数は,平成初期は減少傾向にあったが,その後増加傾向に転じた後,16年(4万8,190人)をピークとして,それ以降減少傾向にある。死亡者数についても,2年(1,453人)に平成期で最も多い死亡者数となった後,一旦減少し,その後増加した後,13年(1,441人)以降減少傾向にある。30年の死傷者総数は16年と比べて5分の3以下,30年の死亡者数は13年と比べて2分の1以下であった。30年の死傷者総数のうち,女性の占める比率は,37.9%であった。