刑法犯により検挙された少年のうち,再非行少年(前に道路交通法違反を除く非行により検挙(補導)されたことがあり,再び検挙された少年をいう。)の人員及び再非行少年率(少年の刑法犯検挙人員に占める再非行少年の人員の比率をいう。)の推移(平成元年以降)は,5-2-5-1図のとおりである。平成期において,再非行少年の人員は,元年をピークとして緩やかに減少した後,9年から増加傾向にあったが,16年以降は毎年減少している。再非行少年率は,元年から9年にかけて低下傾向が見られた後,10年から上昇し続け,28年に平成期で最も高い37.1%となったが,29年は低下し,30年は29年と同水準の35.5%であった。