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令和元年版 犯罪白書 第4編/第1章/第1節/3

3 ひき逃げ事件

ひき逃げ事件(人の死傷を伴う道路上の交通事故に係る救護措置義務違反)の発生件数及び検挙率の平成元年以降の推移は,4-1-1-5図のとおりである。発生件数は,12年以降急増し,17年から減少し続けていたところ,30年(8,357件)は前年よりもわずかに増加したが,平成期最多であった16年(2万283件)と比べると,依然,約4割の水準となっている。全検挙率は,元年以降おおむね横ばい状態にあったところ,8年から低下し続け,16年には平成期最低の25.9%を記録したが,翌年から上昇を続けている。死亡事故に限ると,検挙率は,統計の存在する4年以降,おおむね90%を超える高水準で推移している(CD-ROM参照)。

4-1-1-5図 ひき逃げ事件 発生件数・検挙率の推移
4-1-1-5図 ひき逃げ事件 発生件数・検挙率の推移
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