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平成30年版 犯罪白書 第4編/第7章/第2節/3

3 保護観察

4-7-2-7図は,女性の保護観察開始人員及び女性比の推移(最近20年間)を,保護観察の種別ごとに見たものである。保護観察処分少年(交通短期保護観察の対象者を除く。)及び少年院仮退院者の人員は,平成15年から減少傾向にあり,いずれの女子比も,近年は28年まで低下傾向にあったが,29年は上昇している。一方,仮釈放者の人員は,20年まで増加傾向にあり,その後おおむね横ばいで推移しており,女性比は上昇傾向にある。保護観察付全部・一部執行猶予者の人員は,12年をピークとして増減を経た後,22年から緩やかに増加していたが,28年から減少に転じており,女性比は,28年まで上昇傾向にあったが,29年は低下している。

なお,女性の仮釈放率は,平成29年は,72.9%であり,10年(82.7%)と比べると9.7pt低下しているが,男性の仮釈放率(29年は56.4%)と比べて,相当高い(2-5-1-1図CD-ROM参照)。

4-7-2-7図 女性 保護観察開始人員・女性比の推移
4-7-2-7図 女性 保護観察開始人員・女性比の推移
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