ネットワーク利用犯罪(インターネットを利用した詐欺や児童買春・児童ポルノ禁止法違反等,コンピュータ・ネットワークを不可欠な手段として利用した犯罪)の検挙件数の推移(最近5年間)は,4-5-2-1表のとおりである。ネットワーク利用犯罪の検挙件数は,平成22年から増加傾向にあり,29年は8,011件(前年比7.6%増)であった(CD-ROM参照)。
罪名別に見ると,詐欺の検挙件数は,増減を繰り返している。平成29年の詐欺は1,084件(前年比30.9%増)であり,このうち,インターネット・オークションを利用した詐欺の占める比率は,19.6%(同5.6pt低下)であった。また,性的な犯罪のうち,児童ポルノに係る犯罪の検挙件数は,20年から増加し続けており,29年は19年(192件)の約7.5倍であった(CD-ROM参照)。