校内暴力事件の事件数及び検挙・補導人員は,事件数では昭和58年に2,125件を,検挙・補導人員では56年に1万468人を,それぞれ記録した後,減少傾向にあり,平成8年には448件,897人にまで減少した。15年からは増加傾向にあったが,26年から減少に転じ,29年は717件(前年比13.8%減),786人(同15.1%減)であった。検挙・補導された者の就学状況を見ると,例年,中学生が圧倒的に多く, 29年は,中学生が600人(76.3%),小学生が117人(14.9%),高校生が69人(8.8%)であった。中学生が25年(1,569人)と比べると,その人員が4割以下に減少した一方で,小学生は,24年から増加傾向にあり,28年に引き続き高校生を上回った(警察庁生活安全局の資料による。)。