不法残留等の入管法違反者に対しては,我が国から退去させる退去強制手続(出国命令手続を含む。以下この項において同じ。)が執られることになる。平成28年に入管法違反により退去強制手続が執られた外国人は,1万3,361人(前年比8.9%増)であった。これを違反事由別に見ると,不法残留(出国命令を含む。)が1万1,198人(83.8%)と最も多く,次いで,不法入国599人(4.5%),資格外活動511人(3.8%)の順であった(法務省入国管理局の資料による。)。