我が国に在留する外国人のうち,不法残留者(在留期間を経過して我が国に滞在している者)の人員(平成3年から8年までは各年5月1日現在の,9年からは各年1月1日現在の各推計値)は,5年に過去最多の29万8,646人を記録した後,徐々に減少し,15年12月の犯罪対策閣僚会議における不法滞在者数を低減させるとの政府目標に基づく,厳格な入国審査や関係機関の密接な連携の下での摘発等の総合的対策等がなされた結果,26年には6万人を下回り,5年の5分の1未満にまで大幅に減少したが,27年からは3年連続で増加しており,29年は6万5,270人(前年比3.9%増)であった(法務省入国管理局の資料による。)。