4-6-2-1図は,平成27年における女性の検察庁終局処理人員の処理区分別構成比を,総数(過失運転致死傷等及び道交違反を除く。)と主な罪名別に見たものである。窃盗では,総数と比べて,家庭裁判所送致の占める割合が高く,覚せい剤取締法違反では,男性も含む全体の処理区分と同様に,起訴の占める割合が高い(なお,検察庁終局処理人員総数の罪名別・処理区分別人員については,CD-ROM資料2-2参照)。
平成27年における女子の少年保護事件(ぐ犯,危険運転致死傷,過失運転致死傷等及び道交違反事件並びに簡易送致事件等を除く。)について,家庭裁判所終局処理人員の処理区分別構成比を主な非行名別に見ると,4-6-2-2図のとおりである。総数及び窃盗においては,審判不開始が5割前後を占めるが,覚せい剤取締法違反においては,審判不開始はおらず,少年院送致(53人)が最も多かった(CD-ROM参照)。