初回の性非行・性犯罪時の年齢が29歳以下の者の割合は約6割である(6-4-3-4図<5>参照)。 2割弱の者に非行による保護処分歴があり,そのうち,性非行による保護処分歴のある者の割合は約4分の1である(同図<4>参照)。 前科のある者の約半数は性犯罪以外の前科を有している(同図<1>参照)。 複数回の性犯罪前科のある者の多くは,以前に単独強姦や強制わいせつに及んでいる(6-4-5-6図参照)。 再犯者の4分の3は,性犯罪以外の再犯に及んでいる(6-4-4-3図参照)。 中学卒業(義務教育未了,高校在学及び高校中退を含む。以下この章において同じ。)の学歴の者の割合は4割強である(6-4-3-3図<4>参照)。
単独強姦型は,年齢の低い時から,性非行・性犯罪に限らず一般的な非行・犯罪傾向が認められる者が多く,性犯罪を繰り返す者や異種犯罪に及ぶ者が一定数含まれている。