平成26年における外国人の入所受刑者は,840人(前年比9.0%減)であった(矯正統計年報による。)。
外国人受刑者のうち,日本人と異なる処遇を必要とする者は,F指標受刑者として,その文化及び生活習慣等に応じた処遇を行っている(2-4-2-2表参照)。F指標入所受刑者人員の推移(最近20年間)は,4-2-3-4図のとおりである。その人員は,平成10年から急増し,16年に1,690人まで増加したが,17年から毎年減少し続けている。26年におけるF指標入所受刑者を国籍等別に見ると,中国77人,ブラジル57人の順であった(CD-ROM資料4-10参照)。罪名別に見ると,覚せい剤取締法違反が141人と最も多く,次いで窃盗の136人であった(矯正統計年報による。)。
平成26年末現在,F指標受刑者の収容人員は,1,728人(男子1,515人,女子213人)であり,前年末比で9.0%減少している(矯正統計年報による。)。