前の項目 次の項目       目次 図表目次 年版選択

平成27年版 犯罪白書 第4編/第2章/第3節/4

4 保護観察

平成26年における外国人の仮釈放者及び保護観察付執行猶予者の保護観察開始人員は,735人(前年比18.3%減)であった。国籍等別に見ると,韓国・朝鮮269人,中国176人,ブラジル55人の順であった(CD-ROM資料4-11参照)。来日外国人に限ると,479人(同22.9%減)であり,その内訳は,仮釈放者が466人,保護観察付執行猶予者が13人であった(保護統計年報による。)。

平成26年末現在,外国人(永住者及び特別永住者を除く。)の保護観察係属人員は,仮釈放者350人,保護観察付執行猶予者49人の合計399人(前年末比21.0%減)であった。なお,仮釈放者のうち,312人は退去強制事由に該当し,国外退去済みの者が244人,退去強制手続により収容中の者が59人,仮放免中の者が9人であった(法務省保護局の資料による。)。