平成26年における少年院の出院者は3,126人であり,このうち3,122人(99.9%)が仮退院によるものである。同年における仮退院者の平均在院期間を旧少年院法の処遇区分別に見ると,長期処遇で397日,一般短期処遇で151日,特修短期処遇で97日であった(矯正統計年報による。)。
出院者の進路は,28.6%が就職決定,4.1%が中学校復学決定,3.6%が高等学校復学決定であり,45.0%が就職希望,15.9%が進学希望,1.4%が進路未定であった(矯正統計年報による。)。
平成26年における出院者の出院時引受人別構成比を男女別に見ると,3-2-4-11図のとおりである。
新たな少年院法の施行により,出院者又はその保護者その他相当と認める者から,出院者の交友関係,進路選択その他健全な社会生活を営む上での各般の問題について相談を求められた場合には,少年院の職員がその相談に応じることができることとなった。