6-4-2-3図は,全対象者の裁判内容別構成比を見たものである。懲役の実刑,執行猶予付きの懲役及び罰金の比率が,おおむね約3分の1ずつとなっている。また,執行猶予者の保護観察率は14.7%であり,全対象者とほぼ同時期(平成23年)に裁判が確定した執行猶予者総数では9.2%であったことと比較すると,全対象者の方が5.5pt高い(CD-ROM資料2-12参照)。全対象者のうち,懲役の実刑に処せられた者(860人)の刑期は,1年未満の者が20.2%,1年以上1年6月以下の者が33.1%,1年6月を超えて2年以下の者が11.6%,2年を超えて3年以下の者が23.4%,3年を超える者が11.6%であった。